血圧の値は
「心臓から押し出される血液量(心拍出量)」と
「血管の収縮の程度やしなやかさ(血管抵抗)」によって決まり
日本では約4,300万人が高血圧と言われています。
高血圧は
「二次性高血圧」腎臓や血管の病気等、原因が明らかなものと
「本態性高血圧」遺伝的素因、体質、生活習慣、肥満などさまざまな要因が組み合わさって起こるものに分けられます。
日本人の高血圧の8~9割は
原因を一つに定められない「本態性高血圧」です。
本態性高血圧で私達が注目するのは「首・肩コリ」と「体の末端の血流」です
「首・肩コリ」の症状がある時は、何らかの理由で首・肩周辺の血流が悪くなっています。
ただ、首の血管を通り、頭に新鮮な血液を送ることは重要なので
血流が悪ければ、頭に血液を送ろうと心臓は一生懸命働き、血圧が高くなります。
「体の末端の血流」が悪いと、血液が流れにくく(血管の抵抗が強く)なっているだけでなく、心臓は1回の拍動を強くすることで、無理をして末端に血液を送ろうとするため、血圧が高くなります。
生命の貯蓄体操では
力を抜き、重力と体の重みを使って体を動かすことで、筋肉のコリや緊張を取り除き「しなやかな筋肉」を目指していきます。
「しなやかな筋肉」では血管も開き、血流もスムーズになり、高血圧の改善も期待されます。