生命の貯蓄体操は、愛媛県内の市町村職員の保健の仕事をしていた創始者である父・矢野順一が、体調の変化にも気付かず、半健康の状態で勤務する公務員の姿を長年見て「自分の健康を自分で守れる、手軽な健康づくりができないものか」と思い悩んだのが、そもそもの始まりです。
様々な文献を読みあさるなどして、たどり着いたのが昔からある日本の養生術でした。ただ、既に正確な情報もなく「幻」となっていました。そこで父は日夜、研究と試行錯誤を重ね、東洋医学の考えを取り入れた動作の理論と指導法を確立させました(五導術)。更に、人間にとって健康でいるために重要な腰(骨盤)から下半身に重点を置いた「要の操法」、2人1組で全身の緊張やコリをほぐす「組操法」を加え「生命の貯蓄体操」を作り上げました。
先代の想いを引継ぎ、中国、インド、アメリカ等を巡り、鍼灸師として培った私の経験を、更に取り入れ「生命の貯蓄体操」は進化を続けています。
私自身、子供の頃はよく風邪をひいたり、呼吸器も強くありませんでした。
しかし28歳から体操を始め、現在に至るまで、お陰様で大きな病気もせず、健康でいられています。
中高年の方はもちろんですが、私の経験上、少しでも若い時から「生命の貯蓄体操」を体験していただくと、長い人生を見据えた時に大きな財産になるかと思います。
体操が古めかしいと捉えられがちですが、どんなに時代が変わり、未知のウイルスが出現しても「人間の心や体の仕組みの根本は同じ」「一番身近な情報源である、自分の体と向き合うことこそ、健康づくりを実践する第一歩」と私達は考えています。
体操をとおして、一人でも多くの方、一つでも多くの地域に、健康で元気な笑顔の花が咲くことを心より願っています。
NPO法人生命の貯蓄体操普及会
理事長 矢野順子
法人名 | 特定非営利活動法人 生命の貯蓄体操普及会 |
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代表者 | 理事長 矢野順子 |
本部所在地 | 愛媛県松山市保免西1丁目3-11 |
連絡先 | TEL:089-971-5059(代表) FAX:089-971-6833 |
持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
年齢・性別・国籍も関係なく
全ての人に心と体の健康を
丹田呼吸法と身体をゆるめる動作を基本とした生命の貯蓄体操への正しい理解と体操指導に取り組みます。
また、不調等の改善、健康な心身の維持、健康寿命の延伸、介護予防の一助となれるよう取り組みます。
企業・団体・イベント等に指導者を派遣するとともに、体操の体験会を主催することで、心身のストレス解消や健康維持、自分の健康を自分で守る大切さの啓発に取り組みます。
元気な地域づくり
自治体主催の事業に参加・協力するなど、元気で住みやすい地域づくりに貢献するとともに、現代社会が抱える課題(ストレスマネジメント、医療費の削減、健康寿命の延伸など)に取り組みます。
他団体を通じた国際協力
これまで廃棄していた使用済み切手を、特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会に寄付し、バングラディッシュ、ネパールなど児童労働により教育の機会を奪われている子供に教育を受けられるよう支援したり、ハザードマップの作成などに使用していただいています。