春の陽気が盛んになると、草木が芽吹くように
私たちの体内も新陳代謝が活発になります。
冬の間、寒さで収縮していた皮膚の毛細血管や毛穴は、
春になると広がり「血液の流れ」が増えます。
すると脳に送られる血液量が減り、頭がぼーっとする
と言った症状が現れることもあります。
「眠気・イライラ・集中力が続かないなど」の不調も感じやすく、
生活に支障が出るほど辛くなってしまう事も。
中国では、これらを「春困(しゅんこん)」と呼び、古くから伝えられています。
春を心地よく過ごす為の対策として、
まずは睡眠を十分とりましょう。
東洋医学的な春の睡眠の取り方は「早寝早起き」です。
食事では「酸味」がポイントです。
しかし過剰に摂りすぎると逆効果!甘味も意識して摂りましょう。
ここでいう甘味とは、砂糖の甘さではなく、かぼちゃや芋のように
食品が持っている甘さのことです。
そして丹田呼吸法を行いましょう。
自律神経を安定させ、不眠やめまい、動悸などを防ぎ
気血の流れを良くして免疫力を高める効果が期待できます。
『心とカラダ』を調えて春をゆっくりと迎えたいですね。